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「学力の前にある小さな壁:ページめくりとワーキングメモリー」
授業で「5ページに進んでください」と言われた瞬間、教室の空気がすっと動く。多くの子は何気なく指を滑らせ、次の問題へ進む。でも、そこに置いていかれる子がいる。知識がないからではない。指先が、記憶が、道具の管理が、ほんの少しだけ追いつかないからだ。 「版書についていけない」という相談は、学びの現場でよく聞く悩みのひとつです。私たちが出会うのは、決して知識がないわけではない、学習能力が低いわけでもない子たち。むしろ、理解力は十分にあるのに、“進行”に乗れない。その小さなつまずきの典型が、ページめくりです。 教室では「では5ページに進んで」「次の問題、ここを写して」という指示が当たり前に飛び交います。そこでつまずく子がいます。言葉は聞こえている。意味も分かっている。けれど、教科書の紙に指をかけ、必要な位置へ正確に移動し、次の情報を保持し続けることが、うまくいかない。 ここにはいくつかの要素が重なっています。まずは指先の運動。ページをめくるという単純に見える行為は、微細な感覚の協調運動です。紙の厚みを捉え、摩擦を調整し、狙った枚数だけ正確にめくる。次にワー
2月9日
「片足立ちができない」の正体は、見えない感覚にあった
誰にでも、なぜかうまくできないことがある。それは何度挑戦してもつまずいてしまう計算問題かもしれないし、人前でうまく話せないことかもしれない。私の場合は、ごく単純な「片足立ち」だった。ただバランスをとるだけのシンプルな動きなのに、なぜか身体が言うことを聞かない。その「なぜ」を深く見つめていくと、私たちは自分の身体が持つ、目に見えない精巧なシステムに気づかされる。そして、できないことの裏に隠された、上達への意外な近道を発見するのだ。 「片足立ちが苦手なんです」。そう打ち明けると、多くの人は不思議そうな顔をするかもしれません。ですが、これは単なる運動神経の問題ではないのです。実は、私たちの身体の中で、非常に高度な感覚が連携し合って初めて成り立つ、複雑な行為なのです。 運動の世界では「感覚統合」という言葉がよく使われます。特に片足立ちのようなバランスが求められる動きには、「体性感覚」「前庭感覚」「固有感覚」という、目には見えない3つの感覚が深く関わっています。これらがうまく連動しないと、私たちはふらついてしまう。大人は無意識にこれらの感覚を使いこなしてい
2月8日


ビューティークラス!?
https://www.instagram.com/reel/DUZRoMJkz8D/?igsh=cWsxdGY5bXBhanhq
2月7日
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