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「遊び」が育む、子どもの「体幹」という名の自信

2月17日
読了時間: 3分

椅子にまっすぐ座り続ける。大人にとっては当たり前のこの動作が、ある子どもたちにとっては途方もなく難しい課題になることがあります。それは単に「集中力がない」からなのでしょうか。実は、体の内側にある、目には見えないけれど大切な筋肉が、まだうまく使えていないだけなのかもしれません。今日は、無理な筋トレではなく、笑い声の中で子どもの体の中心を目覚めさせていく、そんなお話です。


「姿勢を保つ」ことが苦手な子どもたちは、決して少なくありません。じっと座っていると、つい体が傾いてしまったり、落ち着きなく動いてしまったり。私たちはそんな時、つい精神的な側面に目を向けがちですが、実は体の使い方に鍵が隠されていることがよくあります。

特に、私たちの教室で注目しているのは「内転筋」と「腸腰筋」という二つの筋肉です。これらは骨盤周りにあり、姿勢を安定させる、いわゆる「体幹」の土台となる重要な部分。しかし、小さな子どもたちに「さあ、内転筋を鍛えよう!」と言っても、うまくはいきません。大切なのは、筋力トレーニングとしてではなく、遊びを通して「意識して使えるようになる」こと。その感覚が身につくことで、子どもは自ら姿勢を保つという意識を持てるようになっていきます。

例えば、内転筋を意識する遊びがあります。柔らかいクッションボールを子どもの両膝の間に挟み、「先生がこのボールを引っ張るから、ぎゅーっと足に力を入れて、取られないように頑張って!」と声をかけるのです。子どもはボールを取られまいと、ぐっと足に力を込めます。引っ張り合いという単純な遊びですが、この時、自然と内ももの筋肉、つまり内転筋が使われています。こうした遊びを通して、子どもは「ここに力を入れるんだ」という体の感覚を、楽しみながら学んでいくのです。

腸腰筋も同じです。この筋肉は、ももを上げる動きに関わっています。ただ「足を上げて」と言うだけでは、なかなかイメージが湧かない子もいます。そこで、私たちは椅子に座った子どもに向かってボールを見せ、「このボールに膝でタッチ!」「えいっ!」と、ゲームのように促します。最初は低い位置で、できたら少しずつ高くしていく。「えいっ!えいっ!」と声を出しながら、子どもは夢中で膝を上げ、ボールにタッチしようとします。この一見単純な動作が、楽しみながら腸腰筋を刺激し、体の中心を意識するきっかけになるのです。

このように、内転筋や腸腰筋に働きかける遊びを取り入れると、子どもたちの体幹への意識は自然と高まっていきます。それは単に「筋力をつける」という目的とは少し違います。遊びを通して、自分の体の感覚機能そのものを養っていくアプローチです。

私たちは、子どもたちが抱える困難を、遊びというポジティブなエネルギーに変えながら、一つひとつ乗り越えていくお手伝いをしています。もし普段の生活の中で何かお困りのことがありましたら、いつでもご相談ください。

 
 
 

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